マイク・タイソンvsジェイク・ポール ドレイクとマクレガーが賭けに負けて大金を失う

アメリカ

2024年11月15日(日本時間16日)に米テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで行われた元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソン(58歳)とYouTuber出身のボクサー、ジェイク・ポール(27歳)の試合は、スポーツ界とギャンブル業界で大きな話題となりました。試合前から注目を集め、特にスポーツ賭博の観点からも非常に盛り上がりを見せました。タイソンの過去の実績とポールの人気により、多くのファンとギャンブラーが賭けに参加し、試合を見守りました。

オッズと賭け金

試合前、主要なブックメーカーのオッズではジェイク・ポールがやや優勢とされ、マイク・タイソンが勝つオッズは2.85倍、ポールが勝つオッズは1.57倍となっていました。このオッズは、ポールが勝つ確率が高いと評価されていたことを示しており、タイソンが勝利すればより高い配当が得られるというものでした。

そんな中、カナダ出身の人気ラッパー、ドレイクは35万5千ドル(約5,500万円)をタイソン勝利に賭けました。もしタイソンが勝てば、ドレイクは100万ドル以上の配当を受け取るはずでしたが、結果はポールの判定勝ちとなり、ドレイクは大金を失う結果に。また、UFCの元王者コナー・マクレガーも週末の試合に100万ドルを賭けたと自身のXアカウントに投稿しました。彼もタイソンのKO勝利に賭けており、こちらも大損となりました。

試合展開

試合開始からタイソンは攻めの姿勢を見せ、初回からポールに圧力をかけましたが、58歳という年齢もあり次第に疲れが見えてきました。ポールは若さとスタミナを活かして、試合が進むにつれてリズムを取り戻し、後半になるとタイソンの動きを巧みにかわし、ポイントを積み上げていきました。

試合は8ラウンドまで行われ、最終的に判定でポールが勝利。試合内容については賛否が分かれ、特にタイソンファンからは「伝説のファイターが疲弊する姿を見るのは辛い」といった声も多く上がりました。一方で、ポールは「元王者タイソンに勝利した」という実績を手にする形となり、自身のキャリアにおいても大きな一歩となりました。

SNSでの反応と話題

試合後には多くの著名人がSNSでコメントを残し、その反応も含めて話題になりました。特にドレイクとマクレガーは賭けに失敗したことが注目され、マクレガーは試合後に関連投稿を削除。また、ポールがSNS上でマクレガーに対して挑発的なコメントを投稿し、「次はMMAで対決しよう」という意向も示しました。

ドレイクとマクレガーについて

  • ドレイク:カナダ出身のラッパーで、数々のヒット曲を持つ音楽界のスター。スポーツ賭博にも熱心で、多額の賭け金をかけることで知られていますが、負けることが多いため「ドレイクの呪い」とも呼ばれることが。
  • コナー・マクレガー:アイルランド出身の総合格闘家で、UFCでの実績から世界中でファンを持つ。彼の大胆な発言や派手な生活も注目されており、今回もSNSで大きな賭け金を公表するなどして話題を呼びました。

ギャンブル市場での影響

この試合はギャンブル市場にも大きな影響を与えました。タイソンが勝つという予想に基づいて多くの賭けが行われていたため、ポールが勝利したことで多くの賭け金が消失しました。また、タイソンの勝利に賭けていたファンにとっては残念な結果で、SNS上でも試合内容に対する不満が多く見られました。CBSスポーツのブライアン・キャンベルも「このイベントは大きな時間の無駄だった」と評し、失望の声が相次ぎました。

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