大谷翔平選手の元通訳である水原一平被告(39)は、同選手の銀行口座から約25億円を不正に送金したとして銀行詐欺罪に問われています。当初、量刑の言い渡しは2024年10月25日に予定されていましたが、12月20日に延期されました。さらに、最新の報道によれば、この期日が再度延期され、2025年1月24日に行われることになりました。
延期の理由として、被告側はギャンブル依存症に関する報告書の作成が間に合わないことを挙げています。具体的には、量刑の判断に必要な報告書を作成する精神科医を探しているため、準備に追加の時間が必要であるとされています。
水原被告は、2021年11月から2024年1月にかけて、大谷選手の銀行口座から約1,700万ドル(約25億円)を不正に送金し、違法なスポーツ賭博の支払いに充てていたとされています。この間、約1万9,000回の賭けを行い、約61億5,000万円の負債を抱えていたと報じられています。
また、2024年5月には、銀行詐欺罪と虚偽の納税申告の罪を認める司法取引に合意し、最高で禁錮33年、最低で5年の刑が科される可能性があるとされています。
このように、量刑言い渡しの期日は被告側の準備状況により再三延期されています。今後の裁判の進展が注目されます。