ブラジル財務省の賞金・ギャンブル部門のレジス・ドゥデナ長官は、12月10日の上院ギャンブル調査委員会で、オンラインギャンブル市場での運営許可を申請した114社のうち、71社が必要な要件を満たし、ライセンス取得のための手続きに進む準備ができたと発表しました。これらの企業は、1月1日以降合法的に運営するために、必要なBRL 3000万(約4,977,240ドル)の支払い義務があります。
ドゥデナ長官は次のように述べています。
「71社が財務省から通知を受けており、通知から30日以内に最終要件を満たす必要があります。そのうち16社がすでにライセンス料を支払い、合計でR$480百万が財務省に収められています。」
ライセンス料の支払い期限は12月19日までで、通知は先月19日から開始されています。
違法サイトへの取り締まり強化
規制の成功に向けた最大の課題の一つは、違法サイトの取り締まりです。ドゥデナ長官は、違法なオンラインギャンブルサイトに対する取り締まりの進捗状況についても説明しました。
「これまでに、我々の部門が連邦警察や他の犯罪捜査機関と協力して、違法ドメインを3回にわたって特定しました。合計で5,283のドメインが削除されています。最初のバッチは2,027件、次に1,443件、最後に1,813件でした。さらに、新たに削除を要請するドメインも特定済みです。」
違法サイトの取り締まりだけでなく、許可申請中の企業による不正行為にも目を光らせています。例えば、許可された3つのドメイン以上を使用している企業が確認されており、すでに警告が出されています。
また、違法活動に関連する金融サービスプロバイダーの特定も進めており、連邦警察や中央銀行の作業部会と連携して調査が行われています。
今後の展望
ブラジルでは2025年1月1日以降、オンラインギャンブル業界の厳格な規制が適用されることになります。既存の違法オペレーターの取り締まりと並行して、合法的な運営ができる体制を整えるため、財務省や関連機関が活動を強化しています。
ライセンスを取得した企業は、政府の監視下で運営することで、業界の透明性と信頼性を向上させることが期待されています。