UAEで初の規制された宝くじ運営開始、約40億円のジャックポット賞金

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アラブ首長国連邦(UAE)初の規制された宝くじ運営が正式に開始され、賞金総額が1億ディルハム(約40億円)に上る「Lucky Day」ゲームが注目を集めています。この取り組みは、UAEがエンターテインメントやゲーム産業を規制しつつ拡大していく新たな一歩となります。将来的にはカジノ事業の展開も予定されています。

宝くじの詳細と購入方法

宝くじチケットはUAE Lotteryの公式サイト(theuaelottery.ae)で販売されています。購入者は最低18歳で、UAE国内に滞在している必要があります。記念すべき初回のライブ抽選は12月14日に行われる予定です。

「Lucky Day」ゲームでは、1億ディルハムのジャックポットに加え、7名の「Lucky Chance ID」がそれぞれ10万ディルハム(約400万円)を獲得するチャンスもあります。参加費用は1エントリー50ディルハム(約2,000円)です。

参加者は一致する番号の数に応じて以下の賞金を獲得できます:

  • 1億ディルハム(約40億円)
  • 100万ディルハム(約4,000万円)
  • 10万ディルハム(約400万円)
  • 1,000ディルハム(約4万円)
  • 100ディルハム(約4,000円)

番号は自分で選ぶことも、「Easy Pick」機能でランダムに選ぶことも可能です。

さらに、スクラッチカードも販売されており、こちらでは最大100万ディルハム(約4,000万円)の賞金を狙うことができます。価格帯と賞金は以下の通りです:

  • 5ディルハムカード:最高賞金5万ディルハム(約20万円)
  • 10ディルハムカード:最高賞金10万ディルハム(約40万円)
  • 20ディルハムカード:最高賞金30万ディルハム(約120万円)
  • 50ディルハムカード:最高賞金100万ディルハム(約400万円)

現在、購入はオンラインのみ対応しており、宝くじオペレーターは将来的に店舗販売を導入する意向を示しています。また、賞金には現時点で税金は課されていません。

運営会社と規制当局

UAE Lotteryは、アブダビを拠点とする運営会社「The Game LLC」が管理しており、2024年7月にUAE商業ゲーム規制当局(GCGRA)からライセンスを取得しました。同社は厳格な審査を経て、国際基準を満たす透明性と公正さを保証する運営体制を確立しています。

The Gameの宝くじ運営部門ディレクター、ビショップ・ウーズリー氏は次のように述べています: 「私たちは、責任あるプレイを促進しながらエキサイティングな体験を提供することを目指しています。厳格な評価を経て、抽選プロセスから当選者の選出まで、世界基準に準じた透明性を確保しています。」

UAEのゲーム産業の進展

宝くじの規制は、UAE当局が商業ゲームを推進するために取ったいくつかの施策の一環です。今年、Wynn Resortsは、UAEで初めて商業ゲームライセンスを取得し、ラス・アル・ハイマでのカジノリゾートプロジェクトを進めています。

「Wynn Al Marjan Island」リゾートは、ラス・アル・ハイマ国際空港からわずか15分、ドバイ国際空港から45分の距離に位置し、2027年にオープン予定です。この数十億ドル規模のプロジェクトは、UAEの観光業や経済発展に貢献することが期待されています。

UAE初の規制された宝くじは、新しいエンターテインメント市場を切り開く象徴的なプロジェクトとなりそうです。今後の展開に注目が集まります。

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